国道13号線旧線「万世大路」福島側その7(福島県)
この旧国道13号線の最大の遺構はなんといっても全長866mを誇る
栗子隧道である。なお栗子隧道は昭和8年以降の改修トンネルを指し
明治時代の隧道は栗子山隧道と呼称するらしい

杭甲橋上より撮影。橋の上だけコンクリの床が広がり
周りは鬱蒼とした藪に覆われている
大自然に残る人工物・・このアングルは大好きだ

橋を過ぎるとまた元の自然に戻った。
人一人分の踏み分けを一列に進みつつ最後の九十九折を登って行く

そして・・ついに目的である栗子隧道が見えてきた

昭和10年竣工、総延長866m高さ5m幅6m
落盤による補強でさらに20cm程の内巻を実施している

栗子隧道の扁額
この扁額は二ツ小屋隧道とは逆になっているのがお分かりだろうか?
二ツ小屋隧道の扁額は文字が浮き出る形で作られているのだが
この栗子隧道の扁額は文字を彫った形で作られている。

坑門の要石付近の近影
大分風化が進進んでボロボロになっている
何時まで持つだろうか・・結構不安になる
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