国道13号線旧線「萬世大路」福島側その5(福島県)
この万世大路は開通後多くの人々を通わせた。
やがて時代は進み明治32年、奥羽本線が開通すると
徐々に利用者は減って来た。
そして時代は大正、自動車の出現により馬車時代に作られたこの萬世大路は
本格的に車道化の為の改修が検討されるようになった

鳥川橋上より岸を見る
橋上に4輪車のタイヤ跡が残っていた。
この橋もこんな状態で「現役」なのである
山歩きや林業関係者の4WD、山菜やキノコ取りの軽トラ
そして山道を愛するオフロードバイク乗り・・・
朽ちた橋はこれらの者たちを今でも通わせ続けている

再度道は緩やかな九十九折で高度を徐々に稼ぎ始めた

九十九折から山の裏側に回りこみ
道は小さな峠を迎えた様である
ここからは道は下りとなっている。

道端に落ちていた倒木。鋸で切り落とされいたのだが
切り口がやたらと新しい・・
やはり訪れる人達が最小限の整備を行っている様だ

やがて道は小さな広場で行き止まりになる
ここは太平集落跡であり車両で入って来る事が出来る限界点でもある
この付近には当時宿場などが集まる小さな集落だったという話だが
現在では全くその面影を見る事が出来なかった

ここから先は獣道と化した国道跡を歩く
しかし足元の藪は何故か綺麗に刈り払われている
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