国道13号線旧線「萬世大路」福島側その3(福島県)





初代山形県令三島 通庸(みしま みちつね)
彼は「道路の整備が県の発展となる」とし、猛反対の中
当時として最長だった宇津ノ谷隧道( 静岡、L = 224 m)
を遙かに凌ぐ全長866mという前代未聞の長大隧道を初めとし
奥羽山脈をブチ抜く異例の大規模道路工事を敢行した。




国道跡は軽く九十九折をしつつ徐々に高度を上げていく
そして第一の目的である「二ツ小屋隧道」が現れた。




昭和9年3月竣工、明治時代の隧道を掘り下げ
コンクリにより改修した隧道である。




隧道の扁額部分




側壁に碍子が残っていた
この隧道は照明が設置された形跡が無いので
恐らくこの先にあった集落への電力線か電信線だと思われる




隧道内より出口を撮影
出口の影が歪な形をしているのは崩落のため




振り返り入口を撮影





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