常磐線旧線その11(福島県)
東禅寺山トンネル(L=118.0) 車両通行可(但しUターン不可)
台山トンネルの次はこの東禅寺山トンネルである。
特徴として目につくのは左右に大きく広がった翼壁である。
このトンネルは県道すぐ脇の開けた場所にあるので誰でも簡単に見ることが出来る。
これも開けた場所に位置するというこのトンネルの特性か
光の届く範囲はすべてコケで緑色に染まっていた。
煉瓦の赤と煤煙の黒とコケの緑・・ 古いトンネルは色彩豊かである。
トンネル内部は途中から写真の様に全面コンクリ吹き付けで補修してある。
関係無いが、写真に写っている白いブツブツを心霊系サイトでは「オーブ」と呼び
心霊写真の一種だと言う・・・
私は霊の類は信じる方であるが、このオーブというのはどうも信じられない。
だってさ、オーブって騒ぐようになったのデジカメ普及してからじゃん。
銀塩写真の時代にオーブなんて写ってたか??
東禅寺山トンネル北側抗門。こちらは南側に比べ草が多い。
四重になっている煉瓦巻きのうち二重を残し、残りをコンクリで補修されている事から
このトンネルも煉瓦の痛みが激しかったのだろう・・
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