2006-01-22 作成

オーム電機「TL−404」HID化改造

HID・・ 車を持っている人間は一度は聞いたことのある言葉だろう。
自動車の前照灯として普及したハロゲンランプの代わりに最近出回ってきた
自動車用メタルハライドランプ・・ つまり高圧水銀灯の事である。
その特徴として「ハロゲンよりも消費電力が少なく、色温度の高い鋭い白色の光を出す」
実際車のライトをみてもこの明るさはハンパではない。
この明るいランプをどうにかして懐中電灯に応用できないか?
そこで今回の改造が始まった・・・







実は記事を作って無いのだが、HID懐中電灯は過去に一度作成している。
ベースは12Vのハロゲン懐中電灯、これに高容量のバッテリーを積み
外付けでバラスト(放電用の安定器)などを取り付けてある。
明るさは申し分ない。おそらく2Km先も照射出来るであろうその光量は
全く不満は無い。しかし・・これはとにかく重いのである。
4kgはあろう・・これを持って300m級のトンネルを歩いただけで腕が疲れる。
常磐線金山トンネルの時など、もう藪漕ぎ時に邪魔で邪魔で・・その場に放り投げようかと
思った位である。





これが今回必要な材料。左からHID用のバラスト、HIDバルブ
そして改造のベースとなるTL-404である。
なお今回は電源は外付けとなる。とりあえず今回の構想では
バッテリーを腰からぶら下げ、懐中電灯自体は軽量に仕上げるつもりである。
そして携行バッテリーが必要ない時は自動車の電源に繋げ
車載のサーチライトに転用できる・・ そんな構想である。
従って電源関係の記事は今回は省いてある。





まずはバルブの点灯試験。ここで特に注意しておくが
このHIDと言うランプは放電管である。つまり点灯時末恐ろしい位の
高電圧が流れるので特に感電には注意が必要だ!!
マジでさくっと死ねるぞ!





さて、TL-404の中身をすべて取り出し、代わりにバラストを入れるのだが
ここで重要な問題が発生する。

バラストでかすぎ・・・・・・

そこでバラストの回路だけを内蔵しようと思い、バラストの分解に入るのだが・・
内部はシリコンゴムが充填されていた。
これ・・ほじくり出すのは一苦労だぞ・・





マイナスドライバーやラジオペンチなどを駆使して
丁重にシリコンゴムをはぎ取っていく。
ほじってもほじっても底は見えず、正直、二度とやりたくない作業だ・・


ぅがー! 本気で投げたくなってきた・・






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