NATM工法って何?





名前はよく聞くが、いまいち理解出来ない「NATM」工法
これを自分なりに解釈し、わかりやすく纏めてみました。




岩盤をわかりやすく「積み木」で書いた素堀りトンネルの模式である
このように積み木は複雑に支え合って地下空間を確保している。




例えば湧き水や水分の氷結・地震などにより
小さな緑の積み木が崩落したとする。




小さな緑の積み木が崩落した事により
その緑の積み木に支えられていた
やや大きな黄色の積み木が崩落する



その黄色の積み木が崩落した事によって
それに支えられていた要と言うべき巨大な
橙の積み木が崩落する




要を失った上部の積み木は一気に崩落し
最終的にトンネルは崩壊する




そこで、通常のトンネルは煉瓦やコンクリートによる
覆工により積み木が崩れない様支える必要がある。


しかし、いくら覆工をしたからと言っても
出水や地震、劣化などにより覆工が破壊されてしまえば
やはり崩壊してしまう。そこで考え出された方法が
「岩盤自体をロックボルトで固定し、岩盤を一体化する」
NATM工法である。
具体的にどの様な物かというと・・・



まず積み木に対してロックボルトを打ち込み
積み木たちを固定してしまう。




ロックボルトで固定された積み木たちは
「ボルトにより結束された、地下空間を持つ巨大な赤の積み木」に変化する。




巨大な積み木に変化したトンネルは
小さな崩落が起こっても、崩落する事無く
その形状を維持出来る。




注)これは自分なりの解釈です。
間違ってた場合ご指摘お願いします。





戻る