R45 旧弥生沢橋(岩手県) その3





残念ながら現地に赴いても
弥生沢橋の謎に関する決定的な物は何一つ発見出来なかった
煮え切らない結果となったのだが、そのまま旧道の探索として
そのまま次の町道合流点へと向かうことにした。




橋梁跡を後にして北へ向かって前進を開始する。
距離にして30m程、すぐ目の前に一般の農家が見えている。
しかし足下の枯れた藪からして夏期は恐らく深い藪に没してるのだろう




旧道敷きは僅かに右カーブをしながら農家の敷地沿いを走る
このあたりはどうやら耕耘機などが入ったらしく、深い轍が刻まれていた




民家脇の旧道は、完全に農作業用の通路として使用されている
やがて旧道は民家の前と出て、生活道路して町道へ向けほぼ一直線で北上する



町道との交差点へ到着する。
旧道はそのまま舗装道路となり、やはり生活道路として
そのまま北上し、一度現道へ接近してから(舗装はそのまま現道へ出る)
真木沢の木橋へと続いている




現道の弥生沢に掛かる昭和38年架設の大牛内橋
この橋の200m先に一応現道の弥生沢橋が設置されているのだが
なぜ弥生沢に掛かる橋が弥生沢橋で無いのかは不明である。







残念ながら「土橋」の謎は解明できなかったのだが
現地調査で大まかな当時の状況は何となく想像できた。
そして更に、弥生沢橋の南側数キロにも小規模の橋梁があった可能性がある
現道の清水野橋の旧道と思われる道床を車中から発見したのだが
これは「今この道ゆけば」にも全く記載が無いので
その存在などは全く不明である。
次回、機会を見てこの橋梁も調べてみようと思う

ちなみに、三陸国道事務所発行の「今この道ゆけば」「続・今この道ゆけば」は
パンフレット扱いとなっており、在庫があれば一般の方も入手可能である。
詳しくは三陸国道事務所までお問い合わせをすると良い。
三陸国道事務所・パンフレット紹介


〜〜 国道45号線 弥生沢橋 〜〜

竣工 不明
廃止 昭和38年

長さ  約4m(推測)
幅   約3m(推測)
高さ  約3m(F.L〜河床、推測)






←その2へ 戻る