2008-01-14 作成
国道45号線 旧弥生沢橋(岩手県)
国道45号線、旧弥生沢橋は田野畑村大牛内地区を流れる
弥生沢に架かっていた橋の名称である。
特に何の変哲もない小さな橋なのであるが、ちょっと気になる
記述を発見したので調査に行ってきた
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今回の調査の発端となった資料
「続・今この道ゆけば」は、岩手県内の国道45号線を管轄する
国土交通省東北地方整備局三陸国道事務所が
国道45号線一次改築事業30周年記念事業の一環として
発行した記念誌であり、現道が開通する以前の旧道を辿り綴った
ある意味オフィシャルの廃道資料である。
「今この道ゆけば(陸前高田〜岩泉町小本)」と「続・今この道ゆけば(小本〜野田村)」
の二冊が発行されている。
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地元国道ということもあり、この書は私のバイブル的存在なのだが
以前より少し気になっていた場所がある。
弥生沢橋(土橋)
この土橋という文字がどうしても気になる。
橋梁名に括弧書きの場所は弥生沢橋の他に
眞木澤橋(木橋)という物があるが、本誌でも触れあり
また山さ行がねがのヨッキ氏による現地調査により
木製の橋梁であるということは確認されている。
(道路レポート、国道45号線旧道槇木沢橋)
となると、やはりこの土橋という意味は「土製の橋」ということであろうか?
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土製の橋梁、まずそんな物は強度的に絶対不可能であろう・・
そうなると暗渠のような物であろうか?いくら考えても謎である
そして、やはり謎を解く為には「現地調査」となるのである。
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快適な国道をひたすら北へと走る。
ちなみに「今この道ゆけば」には今現在の旧道の状態の他
旧道が現役だった頃や改良ルート設計の回顧録などもあり
非常に興味深いものである。
写真の「宮古第1〜第4トンネル」ルート決定も
費用を抑えるため当時の国道を線形改良のみで改良するという案であったものを
担当者が将来を見越して粘り強く上層部を説得し、あえて莫大な予算が掛かる
トンネルを連続で4本掘ったなどという秘話も書き綴られている
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目的である旧道入り口へと到着
とりあえず「積雪も少ないし入れる所まで行こう」という
ドライバーの意見に従い(今回は友人の車両)
新雪の旧道へと車を進める。
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旧道に入って100m程で旧道の勾配が急になってくる
一応4駆であるが、雪と急勾配で4輪全部がスリップするが
なんとか踏端する。さすがに2駆のポエたんではここは無理だ・・
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