2004-05-02 作成
都道53号線 旧吹上トンネル(東京都)
東京都青梅市を通る都道53号線、通称成木街道
その途中にある吹上トンネルは
平成、昭和、明治と3本のトンネルが掘られている。
車という文明利器の為に掘られた明治トンネル
交通社会に適応する為に掘られた昭和トンネル
やがて速度重視の為新たな掘られた平成トンネル・・
時代に合わせて作られ、そして破棄されていったトンネル達は
山中で静かに余生を送っていた・・・
青梅より都道を進む事数分で吹上峠へ到着する。
写真左は平成5年に開通した新吹上トンネル、通称平成トンネルである。
写真右の奥にわずかに見えるのが吹上隧道、通称昭和トンネルである。
昭和トンネルは車両の通行が出来ないので車を降り徒歩で向かう。
廃トンネルと表記はしたが、現在このトンネルも「歩行者・自転車用」という形で
利用されており、都道53号線の付随施設として都が管理している。
昭和トンネル内部。
昭和33年開通のこのトンネルは現在でも通電されており
内部ではナトリウム灯が煌々と光っていた。
しかし、歩行者用トンネルとしては通りがたい雰囲気がある・・
ちなみに心霊系サイトではいわゆる「幽霊トンネル」として
女性の霊が出るなど色々な曰くがある。
トンネル内部の破壊されたナトリウム灯
色々なサイトで紹介されたこのトンネルは夜になると
様々な人たちが訪れるという・・
そして心ない物がこうやって投石などで品々を破壊していく。
この旧トンネルは平成12年3月に照明工事が行われており
配電盤、配線、照明器具が一新された。
しかし、すでに3個ほどの照明が人為的に破壊されていた・・
旧トンネル成木側抗口
近くの電柱には「幽霊出る」と書かれていた。
この付近は例の宮崎事件で被害者の子が埋まられたという事も手伝い
前途の女性の例の他、「子供が見える」「子供の声がする」等の噂が絶えない・・・
私自身心霊は肯定なのだが、被害者が埋められていたからといって
安易に霊現象に結びつけるのはどうかと・・
そもそも「このトンネルを通ると一ヶ月以内に不幸が・・・」とかって噂されてるけど
郵便配達員などはこちらの旧トンネルを利用するって地元民のおっちゃんが言ってたし・・
じゃあ郵便配達の人たちは毎度毎度不幸に会うのかと小一時間・・・・
※ 追記:宮崎事件の云々は正確には間違っており実際の現場は他のトンネルです。
続いて旧成木街道から獣道を登って行くと明治トンネルの抗口にたどり着く
煉瓦で作られた抗口は結構痛みが目立つ。
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