奥多摩湖ロープウェイ(東京都)4
駅舎を出ると川野駅と同様屋上に上れるように階段が設置されている
階段を上るとそこは異世界だった。
コンクリートで出来た駅舎の屋上はとても建物の屋上とは思えないほど
植物の浸食を受けている。
まさか建物の屋上で藪をかき分ける羽目になるとは・・・
草木を排除しながら屋上の端まで進む
屋上の端から対岸の川野駅を望む。
深い緑の山と青緑の湖面・・・・
所要時間4分弱という短い空中散歩を
一体何人の人が楽しんだのだろうか・・・・
このロープウェイの存在は結構昔から知っていて
川野駅側は何度か見た事があるのだが実際こうやって詳しく見たのは今回が初めてだった。
戦後の混乱から高度経済成長を経て、心に余裕が出来た人々によって起こった昭和30年代の「観光ブーム」
この遺構はそんなさなかに建設され、そして早々に役目を終えた今、自然に身を任せ静かに眠る・・・・
〜〜 奥多摩湖観光開発 奥多摩ロープウェイ 〜〜
方 式
三線交走式普通索道
路線延長
621.45m
両端高低差
0.65m
乗車人員
最大 36名
運転速度
最大 3m/s
輸送力
最大 864人/h
支 索
ロックドコイルC型 直径48mm
曳索及び均衝索
フィラー型 直径18mm
支 柱
2基
主電動機
交流三相整流子電動機 55kw
設計製作
日本ケーブル株式会社
昭和36年10月
竣工
昭和60年代
廃止(詳細不明、昭和40年代はすでに休業状態らしい)
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