常磐線旧線その9(福島県)





夕筋トンネル(L=205.0) 車両通行可



未続トンネルに続いて夕筋トンネルへと向かう。
このトンネルの南側坑門は補修はされていないが、このトンネルも坑内はコンクリで補修されている。




坑門上部から木が生えている。
こちらは木の生長によって大きな亀裂が生じている。
館の山トンネル北側抗門も同じように木が生えていたが
いずれはこのようにひび割れ崩壊するであろう・・




トンネル内部で崩壊個所を発見した。
コンクリ補修は痛んだレンガを補修するのみで、補強目的という訳ではないようだ。




トンネル内部より振り返って南側を撮影。
このトンネルは地質的な問題もあるようで、北側の数十メートルは
レンガを剥がし、ブロックで巻き直してある。
写真では判りにくいがブロック巻きの所はトンネル幅が若干広くなっていた。




夕筋トンネル北側坑口。
こちらの坑口は作り直した模様で、ブロック積みの坑口になっていた。
先の崩壊個所や巻き直し施工からして、やはりこのトンネルは脆かったのだろう・・





←その8へ 戻る その10へ→