常磐線旧線その3(福島県)
原見坂トンネル(L=180.0) 車両通行不可
向山トンネルの次はこの坂見原トンネルである。
このトンネルの南側入口はちょうど国道6号線の高架橋部分に
口を開けているとの情報だったが、駐車スペース等の関係で調査を断念し
北側坑口より現在線を経てアプローチする。
完全に破棄されたこのトンネルはすでに濃厚な藪に覆われ
現在線からは殆ど見えない状態だった。
藪や得体の知れない棘と戦いつつようやく坑内へと進入する。
内部は大量の煤で覆われ、ほぼ真っ黒となっていた。
更に坑内を進む。何故か内部へ進むにつれ
レンガの赤味が増えてきた。
避難所の近影。目止めを残してレンガが風化しまさに歯抜け状態である。
こうやってレンガ自体の結束力が無くなりやがては崩落するのだろう・・
更に進むと南側入口が見えてきた。この影は・・・ヤバイ!!
やはり・・・ 南側入口(いわき側)は水が溜まっている。
残念ながら濡れても良い装備では無かったので、今回はここまで。
南側の坑口確認は省略した。
トンネル内を引き返し、北側坑口を望む。
トンネルの高さ半分くらいまで積み上げられた土砂。
もしこのトンネルから大量の湧き水が出た場合、もしかしたら
この高さまで水没してたのかも知れない・・
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