2006-09-03 作成

某金属鉱山





某県にある某金属鉱山
扱い的には「休鉱山」であり完全に廃止されたわけではない。
数年前までは稼動していたが坑内崩落により休止
運営会社の担当者が役場に休止する旨を伝えたまま
連絡が取れない状態になった。
当然鉱山も荒れ放題となり、再開不能な状態まで朽ちてしまった
今回はその見捨てられた鉱山の訪問である。





県道を目的地に向かって進むと、この鉱山のマスコットキャラ
「金太」君が出迎えてくれる。
金太の大冒険ネタは禁止!




金太くんに誘導された方へ行くと、鉱山事務所がある。
観光鉱山としても営業した為鉱山事務所には売店が併設されており
この鉱山の坑内図なども設置してあった。




駐車場地域に展示されていたバッテリーロコ
ネットで事前に収集した情報によると
この鉱山はニチユ(日本輸送機)の2tBLを2両保有していた
その内1両がこれである
なにしろ小規模な鉱山である、恐らく2両稼動する事がなくなったので
1両を展示に回したのだろう。




鉱山事務所と坑口では結構距離がある。
坑口に行くと、この鉱山の由来が説明された案内板が設置されている。




坑口反対側には入坑者心得などの従事者向けの看板がある。




この鉱山の主要坑道
この鉱山は通洞坑の下レベルに二本の坑道を持ち
其々の坑道で採掘を行い、縦坑で通洞坑へ集め
BLで選鉱場まで運んでいる。




坑口の扁額
○○鉱業株式会社××坑と記入されている。




通常、廃休鉱山の坑道は法律により厳重に封鎖されなければならないが
母体会社が忽然と姿を消したこの鉱山では坑道の封鎖も簡易的な南京錠で
閉められているだけであった。
そしてその鍵も風化によりすでに機能を失っていた。
好奇心のままに少し入坑してみる




内部は排水枡が機能していないらしく、若干の水没がある
水没隧道向けの装備をしていなかったためトロッコのレールを足がかりに
慎重に進入する
一般に共用された隧道ではなく、作業と生産用に掘られた危険と隣り合わせの地下空間
本当に本当はすぐ引き返すつもりだった・・・ あの黄色い物体が見えるまでは!




この時投入した初代HID改造ライトの強力な光源に照らされて
漆黒の闇に鮮やかな黄色が浮かび上がった
やはり坑道内に放置してあったか・・ ニチユの2t機



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